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【研究発表2】

本県各学校における外部指導者導入状況と諸問題について

北川慎司先生
福井県の発表ですが、正直いいまして研究という部分まで進んでいません。あくまでも、福井県の実状を各県の方にわかっていただき、そして、各ブロックそれから各県で参考になるようなことが、あればそれを持って帰りまして、さらに研究を進めたいと考えておりますのでよろしくお願いします。
資料の方は、ビデオ等もありませんし、別の資料もありません。この研究紀要のP95〜100にかけて順追って説明したいと思います。
I はじめに
福井県中学校体育連盟は、7地区中学校体育連盟84校から成り立っています。
福井県中学校体育連盟は、次の4項目に重点を置き中学校体育連盟の運営に努めている。
1 すべての中学校のスポーツ活動の普及振興をはかり、その研究に努める。
2 豊かな人問性の育成をめざす部活動の推進に努める。
3 競技力の向上に努める。
4 本県中学校体育連盟のあり方について研究と討議を重ねる。
県内の中学生は、30,774名そのうち運動部加入者は、23002名で連動部活動加入率は、74.7%となっている。種目別に見ると、バレーボール、卓球、バスケットボール、ソフトテニス、軟式野球の順で部員が多い。大会につきましては、春季総合競技大会、夏季総合競技大会の2本柱で開催されています。
? 調査方法
1 調査対象
福井県中学校体育連盟84校の体育主任もしくは部活動主任
2 調査期問
平成8年7月
3 調査方法
アンケートによる調査方法
? 調査結果と考察
1 外部指導者導入状況と課題
〈1〉県内各中学校における外部指導者の導入状況
・導入している22校(26.2%)導入していない82校(73.8%)
・導入している種目は、卓球が多く、次いでサッカー.バスケットボールになっている。武道においては、剣道が4校と多く、次いで柔道・相撲となっている。
.市町村教育委員会で承認されている人9名については、県教育委員会の運動部活動指導者派遣事業があり、1回3,570円年間35回の謝礼が指導者に支払われている。
・学校独自でお願いしている人22名は、ほとんど謝礼がない。
・外部指導者の職業については、会社員・公務員が多い。また、小学校からのスポーツ少年団の指導者がそのまま部員の指導に当たっている場合もある。
・指導日数は、1週間に1〜2日半数を占めている。
1回の指導時間は、2時間が多く、1〜3時間がほとんどである。
(2)現在、外部指導者をお願いしている学校について

 

 

 

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